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​理事長所信

第57代理事長 滝元 亮太

【はじめに】

 私は生涯を通じて「真の男になりたい」と志を抱き歩んでまいりました。
 間違えのないよう記述しますが、ここでいう「男」とは、性別を超え、誇り高き志を胸に

刻み、責任を果たし、信念を貫く「士(もののふ)」の精神を宿す者を指します。

 1949年、戦後の混乱冷めやらぬ日本において、明るく豊かな社会の実現を理想とし、責任感と情熱を兼ね備えた青年有志が東京青年商工会議所を創設いたしました。その後、「修練」「奉仕」「友情」という三つの崇高な信条のもと、JC運動は全国へと広がっていきました。しかし、創立から約七十五年。高度経済成長期を経て社会が物質的に豊かになるにつれ、その信条の解釈は、当初の原点から乖離しつつあるのではないかと危惧しております。

 果たして、答弁の場で事業の大局に関係しない、誤字脱字や文法の細かい誤りを長々と指摘され、それに耐えることが「修練」なのでしょうか。

 ひたすらに時代に則さない非効率な方法で自身の時間をJC活動に費やすことが「奉仕」なのでしょうか。

 飲み会を通じて八方美人な立ち振る舞いを身につけ上辺だけの友人を増やすことが「友情」を深めるということなのでしょうか。

 戦後の困難な時代、日々の糧すら満足に得られない中で立ち上がった先人たちの想いは、決してそのような形ではなかったはずです。

 大局を見据え、建設的な議論を通じて学びあうことこそが「修練」。

 AI技術をはじめとする時代に即したツールを駆使しながら、効率的な手法で地域や仲間に還元することこそが「奉仕」。

 役職、年齢関係なく、真摯的かつ時には激しく対話と信頼関係を重ね、心からの絆を築くことこそが「友情」なのではないでしょうか。

 すなわち私の志すところは、JC活動を通じて己を磨き、「真の男」となることです。
 また、一般社会では「不言実行」が美徳とされますが、私はあえて「有言実行」こそが真

の美徳であると信じます。なぜなら、「言葉にする」ことで己を律し、その実現に向けた覚悟と行動が伴うからです。

 そして、JCは「単年度制」という特性を持ちます。これは新陳代謝を促す利点がある一方で、年度終了後の成果検証が疎かになる傾向があります。年度当初に高らかに掲げた方針や事業計画が、年の終わりにはどれほど実現されたのか、疑問を残す場面も少なくありません。
 「言ったことは必ずやり通し、できぬことは口にしない」——この有言実行の姿勢こそ、JC活動に限らず、人としての信用を築くための根幹であると考えます。さらに、「言ったことをやり遂げる」ということは、すなわち自らの信念を貫くことでもあります。
 そのために必要なのが、私のいう「我儘を押し通す力」です。
 これは決して腕力や強引さを意味するものではありません。むしろ、目的達成のための計画力、必要な資金や人的資源を調達する力、そして相手を動かすだけの説得力を備えることです。

 幼子が菓子売り場で地面に寝そべり駄々をこねる姿を、誰しも目にしたことがあるでしょう。しかし、もしその幼子が自ら菓子を買う資金を持ち、さらに周囲を納得させるだけの理由を説明できれば、目的は容易に達成できたはずです。
 JC活動も同じです。事業に必要な資金を確保し、その意義を堂々と説き、理解と賛同を得る——これこそが、品格ある「我儘の貫徹」でありましょう。

 

 本来、理事長所信とは未来への希望を語る場であります。しかし、昨年度作成した同封資

料「JCI泉南~2026年度へ向けての組織改革案~」に記した通り、私たち泉南青年会議所は今、多くの課題を抱えているとともに大きな岐路に立たされております。だからこそ私は、この現実を直視し、あえて厳しい言葉をもって所信を述べさせていただきました。

 2026年度、我々は原点に立ち返り、志高く、そして実行力を備えた集団として再び歩み出さなければなりません。共に汗を流し、共に声を上げ、そして共に未来を切り拓くため、皆様のご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。

​理事長所信

​[2026年度スローガン]

​[2026年度基本方針]

​1.徹底的な財政改革
2.新たな会員制度の導入
​3.地域と共に時代に即したJCへ

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