公益社団法人
理事長所信
【はじめに】
今を遡ること 54 年、1969 年 9 月 14 日に全国で 424 番目の LOM としてこのまちで産声を 上げました。「奉仕・修練・友情」の三信条を掲げ、明るい豊かな社会の実現に向け、 その時々の地域課題と向き合い、様々な事業・運動を展開してこられた先輩方の実績は 私どもの誇りであります。
しかしながら、2020 年から流行した新型コロナウイルスは世界規模で混乱を巻き起こし、 社会や経済、そして生活環境にも甚大な影響を与え今現在に至っても未だ猛威を振るって おります。私たちのまちも例外ではなく、活動の自粛、様々な事業者への経済面での打撃、 伝統あるお祭りやイベント等の中止も重なり、まちの活気が無くなりつつあります。そして、 JC も大きな影響を受け、以前では当たり前だった事業も制限され、思うように運動も出来ず、 当たり前だった事が当たり前では無い世の中に変化してしまいました。
しかし時代は着実に動いています。先輩方が様々な困難に立ち向かってきたように 私たちもこの困難に立ち向かっていかなければなりません。この状況に対応した運動を 展開していかなければ JCI 泉南としての存在意義を失う事にもなります。
そんな状況を打破する為にはメンバー一人ひとりが常に前を向き、目的を共有し、知恵を 出し合い、諦めずに行動する事、そしてメンバー同士の繋がりを強固なものとし JCI 泉南が 一つになる事が必須であり、必ずこの困難にも打ち勝つ事が出来ると考えます。
いつの時代もその時代を生きる若者が知恵を絞り、若さ溢れる行動をし、熱い情熱を 持って道を切り拓いてきた様に、我々もその精神を忘れず挑戦していく事が明るい豊かな 社会の実現に繋がるものと確信します。5 年後、10 年後、またその先の世代まで持続 可能な社会を創る為に挑戦し、まだ見ぬ後輩たちにしっかりと胸を張ってバトンを繋いで 行けるように活動してまいります。
【市民とのまちづくり】
2020 年から流行した新型コロナウイルスの影響により、当たり前に開催していたお祭りや イベント等が無くなり、このまちから笑顔や活気が無くなりつつあります。JC としても以前では 当たり前だった多くの人を一堂に会する事業を開催する事が難しくなっているのが現状です。 しかし、ピンチはチャンスという言葉があるように、この難局こそが地域に必要とされる JCI 泉南の存在を示す絶好の機会です。
今このまちに何が必要とされているか、何を求められているかを考え、時代に合った 手法を用い、我々JAYCEE がアクティブシチズン(能動的市民)となり、まちづくり運動を 発信し、市民と共にシビックプライド(郷土愛)を育み、活気溢れるまちへと変革する為の 運動を展開して参ります。
【続く会員拡大】
JCI 泉南は過去には 100 名以上のメンバーが在籍していましたが、ここ数年間は約 20 名 前後の会員数で活動をしています。メンバーが少ない事により、JCI 泉南の財政面の逼迫や、 一人ひとりの負担が増え、それがメンバーのやる気や活力の低下を招く悪循環となってしまう 事が懸念されます。このままだと近い将来、JCI 泉南存続の危機に瀕する事も予想されます。
そのような事態に陥る前に会員拡大活動にとって変革となる年を作る事が必須と考えます。 これは決して誰か一人がやるのではなく、全メンバー共通の問題点と捉え、JCI 泉南全員で 課題に向き合い、解決しなければなりません。計画を立て、とにかく行動を起こす。そして その行動に対して振り返り、また行動する。そうすれば行動した量が必ず結果に結びつくと 考えます。
JC の特徴の一つに単年度制というものがあります。単年度制のメリットはメンバーに 様々な機会を与えてくれる事や、組織の活性化などがありますが、単年度制で終わらせては ならないことが会員拡大です。決して会員拡大は 1 年で止めてはなりません。2023 年は JCI 泉南の会員拡大にとって大きな変革の年となるように、2023 年だけの会員拡大で 終わる事なく永続的に会員拡大が出来る仕組みを考えて邁進してまいります。
【戦略的な広報活動】
新型コロナウイルスの影響で JC 運動が難しくなってきています。しかし、どの様な時代で あったとしても JC は常に変化に対応していかなければなりません。これまでのやり方を ただ引き継ぐのではなく時代や現状にマッチした新しい手法が必要とされます。その時代、 その瞬間をしっかりと見極め対内、そして対外への情報発信を戦略的に行ないます。
今まで多くの JC 運動において、対外から参加いただいた方たちがいました。しかし、その 多くがその事業・運動の間だけの関係であり、その後の関わりが希薄なのが現状です。 まちを良くする為にはメンバーだけでなく、まちの中に溢れる人財にも協力していただく事が 必要です。事業・運動に参加していただいた方たちをその場だけの関係で終わらせるのでは なく、JCI 泉南を知る仲間・応援者として、年齢の枠に囚われること無く、協力していただける よう、泉南 JCS(泉南 JCSupporter)を設立し、多くの事業・運動に参加していただき、 JCI 泉南の魅力を共に発信してまいります。
【55 周年に向けて】
2024 年には JCI 泉南創立 55 周年の節目の年を迎えます。本年は創立 55 周年の 前年度として、創立 50 周年から活動してきた 5 年間の検証を行い、創立 55 周年への 道標を示す必要があると考えます。
しかしながら 2020 年から流行した新型コロナウイルスの影響で以前では当たり前に取って いたメンバー間のコミュニケーション不足が深刻な問題となっております。まずはコミュニ ケーションや親睦を図り、メンバー同士の繋がりを強固なものとして一つにすることが必須と 考えます。
メンバー同士が JC の垣根を超えた交流を図り、強固な絆で結ばれたチームワークが、 まちづくりや拡大活動などの JC 運動へと大きく繋がると確信いたします。そしてメンバーの 心を一つにして翌年に控える創立 55 周年に対する意識を高めてまいります。

公益社団法人 泉南青年会議所
第54代 理事長 松本 直也
⭐︎2023年度スローガン
上下一心
〜ともに〜
⭐︎2023年度基本理念
何事もあきらめず楽しむ
☆2023年度基本方針
1、地域に必要とされる組織への進化
2、全メンバーによる会委員拡大と次代の育成
3、知恵を絞り計画的に行動する
4、55周年に向けて心を一つに
2023年度組織図

