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理事長所信

【はじめに】

 今を遡ること55年、1969年9月14日に全国で424番目のLOMとしてこのまちで産声を上げました。「奉仕・修練・友情」の三信条を掲げ、明るい豊かな社会の実現に向け、その 時々の地域課題と向き合い、様々な事業・運動を展開してこられた先輩方の実績は私どもの誇りであります。

 我々JCI泉南は55周年という節目を迎え、地域住民をはじめ、各諸団体、また志を同じうする各地青年会議所の皆様に対し、更なる事業・運動を基にリーダーシップを発揮し、地域を先導する組織であることが期待されています。また55年間という長きに渡り先輩諸兄姉より紡がれてきた想いや組織の在り方など、メンバーとともに切磋琢磨し、更なる発展を遂げ、より強靭な組織とならなければなりません。

 しかしながら、年々とJCI泉南のメンバーは減少し、危機的状況に直面しています。青年会議所の事業・運動は、地域の課題を解決するだけでなく、自己成長の機会としても間違いなく魅力溢れる運動であるが、その知名度は高いとは言い難い状況です。

 先輩方が55年間、様々な困難を乗り越えてきたように、私たちもこの困難に立ち向かい翌年へ紡いでいかなければなりません。この状況に対応した事業・運動を展開していかなければJCI泉南としての存在意義を失う事にもなります。

 この状況を打開するためには、絶対に会員拡大を成功させなければなりません。本年度の最重要方針を会員拡大とし、全メンバー総力を挙げて実行します。

 はじめに、個人を最大限に尊重することができる組織を作ります。多様化する社会の中で青年会議所の存在意義も変わりつつあります。メンバーが青年会議所に属する理由も多岐に渡り、皆考えが違い、言動・行動も様々です。特に若い世代を引導するためには、古きルールに重んじるだけではなく、個々の考えを尊重し、新たな形を生み出していくことが重要です。

 次に、メンバーが、兎に角集うことができる場を作ります。青年会議所のなんたるかは、兎に角集い、人と人が繋がり、熱心に事業・運動を構築し、喜怒哀楽を重ねる他ありません。

 しかしながら、現時点のJCI泉南の事業参加率は46%であり、メンバー間の親睦も希薄になっている状態です。参加率が低いままでは、会員拡大の成功は遠いままです。参加率向上のためには、集い、親睦を深め、生まれた絆をもって、JCI泉南という組織を愛し、誇りを持つことではないでしょうか。私は、様々な出会い、経験をくれたJCI泉南を愛してやみません。

 次に、我々の存在を地域に知ってもらうための広報活動を行います。多くの人に知ってもらい、理解してもらうためのインパクトのある広報活動が必要です。今こそ、心に残る、覚えのある団体と成るために、例年通りの行動ではなく、新たな行動をメンバー一丸となり構築し、実行し、JCI泉南の存在意義を、そしてメンバー一人ひとりの存在意義を地域に存分に魅せようではありませんか。

 いつの時代も、その時代を生きる若者が知恵を絞り、若さ溢れる行動をし、熱い情熱を持って道を切り拓いてきた様に、我々もその精神を忘れず挑戦していく事が明るい豊かな社会の実現に繋がるものと確信します。続く60周年、65周年、またその先の世代まで持続可能な社会を創る為に挑戦し、まだ見ぬ後輩たちにしっかりと胸を張ってバトンを繋いで行けるように活動してまいります。

【絶対的な会員拡大】

 JCI泉南は過去には100名以上のメンバーが在籍していましたが、ここ数年間は約20名前後の会員数で活動をしています。メンバーが少ない事により、JCI泉南の財政面の逼迫や、一人ひとりの負担が増え、悪循環となってしまう事が懸念されます。

 今まさに会員拡大活動は最重要項目であり、誰か一人の行動ではなく組織全体で総力を挙げて行動しなければなりません。そして会員拡大のためには、誰もが尊重される組織であることが求められていると考えます。個人の考えや想いが伝わらない組織に、属し続けることは不可能であり、そのような想いをしているメンバーは新たな人財を招き入れることができません。個人の考えや想いを引き出し、共有し、メンバーで一丸となって行動するサイクルを生み出します。

 会員拡大の必要性は我々JCI泉南だけにはとどまりません。全国的に会員は減少傾向にあります。我々が新たな手法をもって会員拡大を成功させ、青年会議所としてのモデルとなるべく永続的に会員拡大が出来る仕組みを考えて邁進して参ります。

【55 周年を迎えて】

 JCI 泉南は創立55周年の節目の年を迎えます。創立50周年から活動してきた5年間の検証の上、今このまちに何が必要とされているか、何を求められているかを考え、時代に合った手法を用い、我々JAYCEEがアクティブシチズン(能動的市民)となり、まちづくり運動を発信し、市民と共にシビックプライド(郷土愛)を育み、活気溢れるまちへと変革する為の運動を展開して参ります。

【インパクトのある広報活動】

 心に残る、覚えがあるインパクトのある広報活動を行う為には、これまでの広報の在り方をただ引き継ぐのではなく時代や現状にマッチした新しい手法が必要とされます。その時代、その瞬間をしっかりと見極め、対外への情報発信を戦略的に行います。

 今まで多くの青年会議所の事業・運動において、対外から参加いただいた方たちがいました。しかし、その多くがその事業・運動の間だけの関係であり、その後の関わりが希薄なのが現状です。まちを良くする為にはメンバーだけでなく、まちの中に溢れる人財にも協力していただく事が必要です。事業・運動に参加していただいた方たちをその場だけの関係で終わらせるのではなく、JCI泉南を知る仲間・応援者として、年齢の枠に囚われること無く、協力していただけるよう、昨年設立された泉南JCSを引継ぎ、多くの事業・運動に参加していただき、JCI泉南の魅力を共に発信してまいります。

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公益社団法人 泉南青年会議所

​第55代 理事長 上田 一樹

20年度スローガン

覚え
〜​ one step ahead 〜

02年度基本理念

一人ひとりの意見を尊重し
最善を尽くす

​​✯024年度基本方針

 1. 全メンバーによる会員拡大と次代の育成
 2. 創立55年の想いをかたちに
 3. 地域に求められる組織への進化

​2024年度組織図

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